AI Inpainting は画像の任意の部分にマスクをペイントし、テキストプロンプトでその領域に何を描くかを指示するツールです。生成結果は周囲の画像にシームレスに溶け込みます。主な用途は不要なオブジェクトの除去・背景の一部置き換え・損傷した部分の修復・既存の写真への新しい要素の追加などです。
処理前に画像の寸法が自動調整されます
画像がモデルに送られる前に、寸法が自動的に 128〜2048 ピクセルの範囲内に収まるよう調整され、各辺が 64 の倍数に丸められます。128px 未満の非常に小さな画像は拡大され、2048px を超える画像は比率を保ったまま縮小されます。アスペクト比は維持され、ペイントしたマスクも画像と同じ比率でスケールします。
効果的なプロンプトの書き方
マスク領域に「何を表示するか」を記述します。「何を消すか」ではありません。例として:
- 電柱を消す → 「青空、連続する建物のシルエット、自然に延びる背景」
- Tシャツの色を変える → 「濃紺のコットン Tシャツ、無地、自然な照明」
- 透かしを消す → 「周囲と一致する地面のテクスチャ、なめらかなつなぎ目」
プロンプトがマスク周辺の視覚的な内容に近いほど、塗りつぶし結果の馴染みが自然になります。単純な除去作業であれば、短い背景の説明(「草地」「白い壁」「木の床」など)で十分なことがほとんどです。
FLUX Fill と他のモデルの違い
FLUX Fill はマスク境界の処理が繊細で、色とテクスチャのつなぎ目をより自然に仕上げます。ただし マスク余白パラメータには対応していません。FLUX Fill を選択した場合、マスク余白は無視されます。その他の SD 系モデルはマスク余白(32〜128 ピクセル)に対応しており、マスク周辺の影響範囲を広げることで境界と元の画像をよりなめらかにつなぎます。
修復結果の境界に色のズレや硬いエッジが見える場合: FLUX Fill 以外のモデルではまずマスク余白を増やしてみてください。FLUX Fill を使っている場合はマスク範囲を少し広げて周囲の背景を含めてみてください。
修復強度の調整
デフォルト強度の 0.85 はほとんどの修復作業に適しています。小さな局所的な修復(透かしの除去や小さな傷の修正)では 0.6〜0.75 に下げると、周囲のスタイルにより近い結果が得られます。大きな面積を置き換える場合は 0.9〜1.0 に上げると、モデルが自由に新しい内容を生成できます。