CIDR 計算機は、CIDR 表記の IPv4 アドレス(例:192.168.1.0/24)を受け取り、ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・サブネットマスク・ワイルドカードマスク・使用可能 IP レンジ・ホスト数を即座に計算します。ネットワーク設計・サブネット分割・ファイアウォール ACL 設定で広く使われる IP サブネット計算ツールです。
各出力フィールドの意味
192.168.1.0/24 を入力した場合の出力:
- ネットワークアドレス —
192.168.1.0、サブネットの識別子(ホストビットがすべて 0) - ブロードキャストアドレス —
192.168.1.255、最後のアドレス(ホストビットがすべて 1) - サブネットマスク —
255.255.255.0、2 進数表記11111111.11111111.11111111.00000000 - ワイルドカードマスク —
0.0.0.255、サブネットマスクの反転値。Cisco ACL や OSPF 設定で使用 - 使用可能レンジ —
192.168.1.1 – 192.168.1.254、254 アドレス - ホスト数 — 総数 = 2^(32 − プレフィックス長)、使用可能数 = 総数 − 2(ネットワーク・ブロードキャストを除く)
プレフィックス長と収容数の目安
小規模ネットワーク
- /30 — 2 ホスト、ルーター間ポイントツーポイントリンク
- /29 — 6 ホスト、小規模サーバークラスター
- /28 — 14 ホスト
- /27 — 30 ホスト
- /24 — 254 ホスト、家庭・オフィスの標準
大規模ネットワーク
- /23 — 510 ホスト
- /22 — 1,022 ホスト
- /20 — 4,094 ホスト
- /16 — 65,534 ホスト、企業 LAN や VPC
- /8 — 約 1,677 万ホスト、ISP スケール
/31 と /32 の特殊動作
/31 は RFC 3021 で定義されたポイントツーポイントサブネットです。両アドレスがインターフェースに割り当て可能で、独立したネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは存在しません。本ツールは /31 のホスト数から 2 を引きません。
/32 は単一ホストを表します(例:8.8.8.8/32)。特定デバイスをターゲットにするルーティングポリシーやホストルートの設定に使われます。
2 つの IP が同じサブネットかどうかを確認する
各 IP を個別に入力してネットワークアドレスフィールドを比較してください。一致していれば同じサブネットです。例えば 192.168.1.50/25 のネットワークアドレスは 192.168.1.0、192.168.1.200/25 は 192.168.1.128 となり、同じ /24 ブロックに属していても別サブネットです。
VPC サブネット設計のポイント
プライベートレンジ(10.0.0.0/8 や 172.16.0.0/12)を分割する際、アプリケーション層ごとに /20 ブロック(4,094 ホスト)を割り当て、データベースや NAT ゲートウェイなどの特定サービス向けに /24 〜 /27 の小さなブロックを予約するパターンが一般的です。デプロイ前に計算機でアドレスレンジが重複しないことを確認してください。CIDR の競合は本番環境での修正が困難です。