LAN ファイル転送

概要

LAN File Transferは、同じネットワーク上のデバイスがブラウザ上で互いを発見し、暗号化されたWebRTCピアツーピアチャネルを通じて直接ファイルをやり取りできるツールです。アプリのインストール、アカウント登録、クラウド経由の中継は一切不要です。LocalSendにインスパイアされており、モダンブラウザが使える環境ならプラットフォームを問わず動作します。

接続の仕組み

シグナリングサーバーが同じルーム内のデバイス間で直接接続を確立するために必要な情報を仲介します。WebRTCチャネルが開いたあとは、すべてのファイルデータは2つのブラウザ間だけを行き来し、シグナリングサーバーは転送内容を一切見ることができません。そのため転送速度はインターネット回線ではなく、ローカルネットワークの性能に依存します。

ルームとデバイスの発見

すべてのデバイスはデフォルトでlocalという名前のルームに参加します。同じルーム内のデバイスは自動的にクリック可能なカードとして表示されます。見つかる範囲を限定したい場合は、設定でルーム名を任意の文字列に変更してください。同じ名前を入力したデバイスだけが互いに見えるようになります。デバイス名はランダム生成されますが、「iPhone 15」や「会議室PC」のように分かりやすい名前に変更できます。

ファイルの送受信

デバイスカードをクリックし、1つまたは複数のファイルを選択して、受信者の承認を待ちます。受信者にはファイル名とサイズの一覧が表示され、受け取りたくないファイルのチェックを外してから承認できます。承認後、各ファイルの転送進捗が個別に表示されます。

PIN保護

設定でPINを設定すると、あなたにファイルを送ろうとする相手に入力を求めることができます。カフェ、ホテルのロビー、オープンオフィスなど共有Wi-Fi環境で、見知らぬデバイスから誤ってファイルが送られてくるのを防ぐのに役立ちます。

転送速度の目安

LANのWebRTCデータチャネルは、ルーターの性能とネットワーク負荷によって通常10〜50 MB/sを達成します。有線とWi-Fiが混在するパスでは速度が落ちます。数GBを超えるファイルの転送時は、ブラウザがバックグラウンドに移行して転送が中断されないよう、両デバイスの画面をオンのままにしておいてください。