AI Image to Image は既存の写真やイラストを入力として受け取り、テキストプロンプトと組み合わせることで、元の構造を保ちながら指定したスタイルや変更を適用した新しい画像を出力するツールです。ゼロから生成するのとは異なり、結果は常にソース画像との関係を保つため、既存の素材をスタイル変換したい場合に向いています。
変換強度が「元の画像の残り具合」を決める仕組み
強度(0〜1)は Image to Image で最も重要なパラメータで、出力とソースの類似度を直接制御します。
- 0.2〜0.4: 元の構造と色の大部分が保持され、プロンプトは表層的なスタイルのみを追加します。構図を変えずに水彩テクスチャを加えたい場合などに適しています
- 0.5〜0.6: バランスポイント。構図はほぼ維持されますが、トーンとディテールがプロンプトの方向に寄ります
- 0.7〜0.8: 大幅な変換。ソースは主に構造的な参照として機能し、スタイルが大きく変化します
- 0.9〜1.0: ほぼ完全にプロンプトで再生成。ソースはおおまかな輪郭を提供するだけです
初めてあるスタイルの記述を試す場合は 0.6 から始め、プロンプトが意図通りに機能することを確認してから両端に調整してください。
強度スライダーを無視するモデルについて
一部のモデル(特に強度ベースのブレンドではなく参照画像を受け付けるもの)は、強度パラメータを全く使用しません。これらのモデルでは、スライダーが表示されないか、操作しても効果がありません。モデルの説明文に「strength」のサポートが記載されていない場合、強度の変更は出力に影響しません。
出力サイズはどのように決まるか
モデルによって 2 種類のサイズ決定方式があります。継承モードはソース画像のアスペクト比を自動的に使用し、長辺を最大 6,000 ピクセルに制限します。明示的モードでは出力解像度(128〜8192 ピクセル)を手動で選択し、モデルはソース画像のサイズを無視します。どちらのモードになるかは選択したモデルで決まり、手動で切り替えることはできません。3000×2000 の画像をアップロードして 1024×1024 の出力を得たい場合は、先にソース画像を正方形にトリミングしてから明示的モードのモデルを選んでください。
追加の参照画像の使い方
一部の Image to Image モデルは追加の参照画像(最大 15 枚)のアップロードに対応しており、スタイルやコンテンツの誘導を補足しながらソース画像が主要な構造を提供し続けます。例えば、ソースが製品写真で参照画像が特定のデザインスタイルのサンプルであれば、出力はそのスタイルで製品をレンダリングします。矛盾する参照画像を多数アップロードすると結果の一貫性が下がる傾向があります。
スタイル転換
- 低強度(0.4〜0.6)+スタイル記述プロンプト
- 例: 「水墨画スタイルに変換、元の構図を保持」
- 参照画像に目標スタイルのサンプルを使用可能
クリエイティブな再制作
- 高強度(0.7〜0.9)+具体的な変換プロンプト
- 例: 「昼のシーンをサイバーパンク風の夜景に変更」
- 参照画像は不要。プロンプトが主導する